今日は静脈血栓塞栓症(VTE)についていつもの本で勉強したので書いていきます。
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【肺血栓塞栓症(PTE)の治療】
・抗凝固療法と血栓溶解療法の2つがある
・通常は抗凝固療法
DOAC:ワーファリンより抗凝固作用の発現が早い、用量設定が簡単、薬物相互作用が少ない
ワーファリン:
①唯一、長期成績が示されている。
②出血リスクも考慮してINR:1.5~2.5が推奨されている
③投与初期はワーファリン単剤ではなくヘパリンやクレキサンの投与する
(↑ワーファリンの効果が出るまでに少なくとも数日かかる&抗凝固
・ショックや低血圧が遷延する血行動態不安定な場合→血栓溶解療法(クラスⅠ)
補足)塞栓子:血管を閉塞させる原因の物質。(塞栓子の種類:血栓・腫瘍・空気など)
P.56
【VTEとワーファリン】
・VTEにおいてワーファリンは唯一、長期成績が示されている経口抗凝固薬。
・VTEにおける目標INR:1.5~2.5(←出血のリスクを考えるとこれぐらい)
・初期治療ではワーファリンの至適治療域に入るまで時間がかかるのでヘパリンを併用する
P.56
コロナワクチン(コミニティ)を打つ日が決まりました。副反応出るかなー。