続きを書いていきます。
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【アンカロンの副作用チェック】
・房室ブロック、QT延長がないかを確認
・3か月ごとにKL-6を測定
・可能であれば1年ごとに呼吸機能検査(%DLcoを含む)を行う
・3か月ごとにTSH、FT-4(±FT-3)を測定
・角膜への色素沈着はほぼ全例で認める(ただし、通常は無症状。マレに視覚障害、光線過敏症、視神経炎などを認めることがある)
・肝障害(低用量では起こりにくい。経口よりも注射薬で起こりやすい(注射薬の溶媒に含まれるソルベート80による影響が大きいと考えられている))
・ワーファリン、ジゴキシンと併用する場合は注意
・副作用の頻度は維持量と投与期間に比例する
→有効性を維持しながら最低限の用量を目指す
P.185、192、195
(感想)
アンカロンの副作用と言われると真っ先に間質性肺炎や甲状腺機能異常症、QT延長が頭に浮かびますよね。ただ、肝機能異常って私はなんかあんまりピンと来なかったんですが注射薬の溶媒が影響している可能性があるんですね。勉強になりました。