本当に心不全にエビデンスのあるＡＣＥ-Ｉ、ＡＲＢってこれだけ？

今日も「処方Ｑ＆Ａ　循環器疾患」でＡＣＥ-Ｉ、ＡＲＢと心不全を勉強したので書いていきます。

【心不全にエビデンスのあるＡＣＥ-Ｉ、ＡＲＢ】

カプトリル、レニベース、ロンゲス、ブロプレス、ニューロタン、アバプロ、ディオバン

【収縮不全型心不全にエビデンスのある薬剤と目標量】

薬剤名	初期投与量	目標量
カプトリル	１日３回１回６.２５ｍｇ	１日３回１回５０ｍｇ
レニベース	１日２回１回２.５ｍｇ	１日２回１回１０～２０ｍｇ
ロンゲス	１日１回１回２.５～５ｍｇ	１日１回１回４０ｍｇ
ブロプレス	１日１回１回４～８ｍｇ	１日１回１回３２ｍｇ
ニューロタン	１日１回１回２５ｍｇ	１日１回１回５０～１００ｍｇ
アバプロ	１日１回１回７５ｍｇ	１日１回１回３００ｍｇ
ディオバン	１日２回１回２０～４０ｍｇ	１日２回１回１６０ｍｇ

※日本人の場合、投与量は半分程度の量でも十分

個人的な意見↓

・記載されていた薬以外のＡＣＥ-ＩやＡＲＢでも心不全に効きそうだし、実際に処方箋見てると心不全にミカルディスやオルメテック、コバシルとか処方されることあるけどなー…。（個人的にはＲＡＡ系が抑えられればいいだけだと思うのでクラスエフェクトなんじゃないかと勝手に思ってます）

・緊急の降圧が必要な時は粉砕したものを舌下投与することはありますがカプトリルの固定内服ってうちの病院ではまず処方されないし、持参薬でも見たことないんですね…。うちの病院以外では処方されるんでしょうか？うちの病院はカプトリル処方するよっていう方がいらしたら教えてください。

・てか、目標量半分量でもＭＡＸ量超えている薬ありませんか？（笑）

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