病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ①

 今日はについにコミナティを打つ日です。

 

日本薬剤師会から出されている「薬剤師から一般の方々に向けた新型コロナウイルスワクチンに関するFAQ 2021年3月17日版」を見て予習していこうと思います。

 

(すいません。どうしでもHPのリンクがうまく貼れませんでした。ご自分の目で確かめたい方はお手数ですが日本薬剤師会のHPからご覧ください)

 

 一般者向けの文言とそのためのデータが載っていていいなーと思いました。

その中でも私が現場で聞かれたり自分が興味のあることをピックアップしていきます。

 

まず、

4. ワクチンは2回接種する必要がありますか? P. 8

新型コロナウイルスのワクチンは、現在のところ、いずれも、21 日から 28 日の間隔での 2 回接種が必要です。
また、いずれのワクチンも、現時点の臨床試験では「1回の接種よりも、2 回接種の方が、抗体の値高い(=より効果がある)となる傾向が見られた。」との結果がでています 。
このため、現状では2回接種が行われる予定です。
なお、1回だけの接種での効果や、ワクチンの接種間隔をより広げた場合の効果、1回目の接種量と2回目の接種量を変える、1回目と2回目で別のワクチンを使う等については、現在、有効性・安全性の観点から、臨床試験中という状況です。

 

 

 

次に

6. ワクチン接種を受けなかったら、どうなりますか?P.11

ワクチン接種を受けると、ワクチン接種を受けない場合に比べ、発症リスクが20分の1になるというデータがあります 。
これは「ワクチンを接種しなかった人たち」と「ワクチンを接種した人たち」の発症率を比べたもので、接種しなかった人たちの発症率を100%とすると、接種した人たちに発症率は5%であったことを示しています。

 

(感想) 

1回目と2回目で別のワクチンを使う(作用の仕方が異なる)と良いんじゃないかっていうのはきいたことがあったんですが1回目と2回目の投与量(おそらく2回目の量を増やす?)を変えるっていうのは初めてききました。

 発症リスクが1/20と言われると打ったほうが良いなとおもってしまいますよね。

 

 

コロナワクチンを接種した後の接種部位の痛みや発熱に使えるアセトアミノフェン(=商品名:カロナール)単剤の市販薬です。接種後、仕事などがあって病院かかってる暇がないよという方は下のリンクから購入できますのでお買い求め頂けたら↓

(個人的には病院にかかっていただいて先生から処方してもらったほうが良いのかなと思います。なぜなら病院にかかることでコロナワクチンによる副反応がどれぐらいの頻度で出るのか先生たちや製薬会社がより詳細に把握できるからです。

まだ、ワクチンが出来て時間が経っておらず未知数な部分もあります。これからより詳細なデータが集まって世界中の人が有効かつ安全にワクチンが接種できるようになればいいなーと思います)


 

最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。 アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。 厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。 なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。