昨日は外来も院内処方で出さなきゃいけない日だったので普段接しない小児科処方祭りでした。
そんな中、熱性けいれんに対してダイアップが処方されていました。
今日は熱性痙攣とダイアップについて日経メディカルに書いてあったのでまとめたいと思います。
【熱性痙攣とは?】
・熱性痙攣:⽣後6カ⽉〜5歳の乳幼児が、38℃以上の⾼熱を出したときに起こす痙攣のうち、原因疾患が明らかではないものを指す。
⼤半は5分以内に治まり予後良好だが、痙攣が持続する場合には注意が必要.
【ダイアップの効果発現時間】
・ダイアップは投与後15〜30分で有効⾎中濃度に達する
【ダイアップを使うときの注意点】
・副反応があるため、熱性痙攣の再発予防⽬的でルーチンに投与する必要はない(「熱性けいれん診療ガイドライン2015」より)
・熱性痙攣が15分以上持続したことがある⼩児は発熱時の予防投与がガイドラインで推奨されている
・初回投与から8時間後に2回⽬を投与すると24時間有効濃度域が維持できる
【ダイアップの用法・用量は投与するタイミング】
・用量:1回0.4〜0.5mg/kg(最⼤10mg)を挿肛
・37.5℃を⽬安として、1回目を挿肛し、発熱(筆者の先生は38℃以上を目安にしている)が持続していれば8時間後に同量を追加する
【ダイアップの主な副作用】
・ふらふらして寝てしまう、ずっとうとうとしている、起こしても起きない、興奮状態など。
【ダイアップを使ってみて副作用が出たとき次回、処方時に提案すること】
・ダイアップを使ってみて副作用(ふらふらして寝てしまう、ずっとうとうとしている、起こしても起きない、興奮状態など)が出た場合は投与時間(=延長)や量の調節(=減量)を提案していく。
今日は病棟が大荒れでした。5人退院して6人入院するとか。
なんだそれ!!