病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

感染性心内膜炎について学んだった①

 今日は今まで数例しかみたことのない感染性心内膜炎(IE)をいつもの本で勉強したので書いていきます。

 


 

【不明熱+血培】

不明熱+血液培養2セットからグラム陽性球菌→感染性心内膜炎が疑われる

P.126

 

【感染性心内膜炎の致死率】

IEの致死率は20~25%と高い。

P.126

 

【感染性疹な内膜炎の診断方法】

IEの診断には「Modified Duke Criteria」を用いる

P.127

 

【感染性心内膜炎のハイリスク因子】

  • 心臓弁膜症

(↑近年ではリウマチ性弁疾患はマレで5%未満)

  • 僧帽弁逸脱症

(僧帽弁逸脱症(MVP):左心室が収縮する時に僧帽弁の弁尖が左心房内に突きでる疾患。心房内への血液の逆流が起きることもある)

  • リウマチ熱の既往(近年ではかなりマレ)
  • 先行する抜歯の病歴、口腔内、特に歯の不衛生状態
  • 長時間の人工透析
  • 糖尿病
  • HIV
  • 注射による薬物乱用者
  • 埋め込み型カテーテル挿入患者

P.128