続きを書いていきます。
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【感染性心内膜炎の起因菌】
起因菌 |
頻度(%) |
緑色連鎖球菌 |
33.3 |
21 |
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その他の連鎖球菌 |
18.6 |
11.3 |
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腸球菌 |
9.8 |
酵母様真菌 |
5 |
HACEKグループ |
3 |
※HACEK:インフルエンザ菌、アグレゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス、カーディオバクテリウム・ホミニス、
エイケネラ・コローデンス、キンゲラ
P.130
【状態とカバーする菌】
・IE+バイタルが不安定or心不全合併例→黄色ブドウ球菌(医療暴露歴次第ではMRSAも考慮)は絶対にカバーを外さない。
(↑黄色ブドウ球菌は破壊性が強い性質がある)
・腸球菌は頻度が低い&弁が自然弁の場合→ルーチンで腸球菌カバーはしなくてもよい。
・IE+バイタルが不安定or心不全合併例→腸球菌までのカバーも検討しても良い(通常、頻度は低いが)
・IE+全身状態良好+連鎖球菌+疣贅が大きくない→菌名・感受性結果がわかるまで抗菌薬投与をまつということも可能。
P.131、135
P.S今日の病棟は比較的落ち着いていました。
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