今日はジギタリスについてこの本で勉強したので書いていきます。
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【ジゴキシンの投与目的と作用】
目的:
・EFが低下した心不全(HFrEF)+頻脈性心房細動患者のレートコントロールに用いる。(推奨度:Ⅱa)
・現在、高濃度のジギタリスが必要な強心作用を期待して投与することはほぼない
(強心作用は濃度依存性であり、十分な強心作用を出すには血中濃度1~2ng/mlが必要)
・現在は低濃度で①神経体液因子(=RAA系、交感神経系など)の改善作用、②房室伝導の抑制作用を期待して用いる。
(ただし、EF≦45%の心不全患者の至適血中濃度は0.5~0.8ng/ml DIG試験)
作用:
①神経体液因子(=RAA系、交感神経系など)の改善作用
②房室伝導の抑制作用
③心筋の収縮力を高める(=強心作用)
P.106、198