病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

血圧の日内変動

  今日は血圧の日内変動をいつもの本で調べたので書いていきます。

 

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【血圧の日内変動パターン】

・血圧の日内変動パターンは以下の4つに分けられる

Dipper型(夜間血圧の下降度10~20%)

Non-dipper型(夜間血圧の下降度10%未満)

Riser型(夜間血圧が上昇)

Extreme-dipper型(夜間血圧の下降度20%以上)

 

通常、就寝中は副交感神経が優位となるため脈拍、血圧の低下を認める が「夜間に血圧が下がらない」Non-dipper型、「夜間に血圧が上昇する」Riser型は心血管イベントのリスクが高い=降圧剤の内服時間や内服間隔を再検討する。

 

 【血圧の日内変動パターンと治療薬】

・早朝高血圧:交感神経の亢進、起立時の圧受容体反射障害が関与

→アテレック、カルブロックで対応

・24時間の持続的な降圧

アムロジン、テノーミン、ディオバンで対応

 

 

 P.S入院している患者さんに家での血圧って大体どれぐらいですか?ってなるべく聞くようにしているのですが時々、自前のノートにびっしり数字が書いているのを拝見します。自分だったらこんなにきっちりやらないだろうなーと思ってしまう、ずぼらな薬剤師。

友人から勧められた本です。時間とお金に余裕があったら買って読んでみようかな?↓