病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

うつ病を勉強した~治療②抗うつ薬の種類と特徴~

 今日は抗うつ薬の種類や特徴について書いていきます。

抗うつ薬の特徴】
三環系抗うつ薬
・様々な受容体に対して阻害作用をもち、強力な抗うつ効果を発揮。
うつ病に対する改善率は70~80%と高い
・抗コリン、抗α1、キニジン様作用などが強くQOLに影響する副作用が出やすい。
・末梢性抗コリン作用→口渇、かすみ目、便秘、排尿障害、頻脈
・中枢性抗コリン作用→記銘力障害、せん妄など
・抗コリン作用+α1受容体遮断作用→立ちくらみ、洞性頻脈、上室性頻脈、脚ブロック、PQ、QRS、QT延長、STおよびT波の変化など
悪性症候群の副作用あり
・過量服薬で致死的になり得る。
・大量服用時に致死的な不整脈を生じる可能性がある
・イミプラミン換算2000mg以上で昏睡、けいれん、心毒性により致死的となる

四環抗うつ薬
・ややマイルドな抗うつ効果。
・催眠効果に優れた薬剤もある。
・三環系抗うつ薬に比べると抗コリン、抗α1、キニジン様作用が出にくい。
・三環系抗うつ薬と比較すると効果が弱い
・眠気が出やすい

SSRI
セロトニンを選択的に再取り込み阻害→マイルドな抗うつ効果を発揮
・抗コリン、抗α1作用は弱い
・強迫、衝動、過食にも効果
・特に投与初期に嘔気、下痢、性機能障害などの副作用が出やすい
・相互作用が起こりやすいので併用に注意
・若年者への投与は慎重に

SNRI
セロトニンノルアドレナリンの再取り込み阻害→マイルドな抗うつ効果を発揮
・抗コリン、抗α1作用は弱い
・意欲の改善に効果が高い
・血圧上昇、頻脈、頭痛、尿閉などの副作用が出ることがある
・循環器疾患の患者に投与する際は注意

NaSSA
ノルアドレナリンセロトニンの順に神経伝達を増強→マイルドな抗うつ効果を発揮
・5-HT2、5-HT3受容体を遮断→5HT1A受容体を選択的に活性化
・意欲の改善効果
・鎮静、体重増加の副作用が出ることがある
・心疾患、QT延長の患者には慎重に投与
・衝動性の高い併存障害に注意

(感想&その他)
昨日書いたIHが死んだと書きました。
今日はもう少し詳しく書きます。

相方が煮出したお茶をIH(うちのキッチン、スペース激狭なんです、すいません)の上に置いて冷めるのを待っていたらしいのですがそのお茶を盛大に相方がこぼしまして。

その瞬間、ブレーカーが落ちて娘はギャン泣きだったそうです。

そこからIHがうんともすんともいかなかったんです。
電力会社の方に見てもらったら可能性は低いけど乾いたら直る可能性があるとのことでした。
直らなかったら買い替え&設置費用で14万らしいです。
絶対直れ!!(厳命)