病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

なんでアーチストは心不全だけ用法が違うのか調べてみた

 

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アーチストの添付文書によると用法は

○本態性高血圧症(軽症~中等症)、腎実質性高血圧症→1日1回
狭心症→1日1回
○虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全→ 1 日 2 回
○頻脈性心房細動→1日1回

心不全だけ1日2回となっています。

 今日はなぜ心不全だけ1日2回なのかという理由が「薬局で使える実践薬学」に書いてあったのでご紹介したいと思います。

 

本によると↓

 

【アーチストが心不全だけ用法が異なる理由】

 理由:なるべく目標投与量まで増量できるようにあえて分服している

 

・アーチストは立ち上がりが速い(早く立ちあがるために一過性のめまいなどが起こりやすい。ちなみに心不全治療薬のメインテートよりも立ち上がり早いです)

心不全の場合、βブロッカーはなるべく増量しておきたい薬。副作用などで増量できないということは極力避けたい。

・副作用予防のためにあえて分服にしている

・慢性心不全患者では健康成人に比べAUC:約4倍、Cmax:約2倍に上昇する

(なぜ心不全でだけアーチストのAUC、Cmaxが上がるのかは今のところ不明)

 

らしいです。はー、なるほどねーと思いました。

 

でも当院での処方を思い直すと心不全でもアーチスト1日1回で処方していること多いなー(笑)

 

前に頻脈+心不全の患者さんにアーチスト1日1回1回2.5mgが処方されてたけど血圧が下がってしまって継続できなかった患者さんがいました。

 

あの患者さん1日2回1回1.25mgにしてればもしかしたら継続内服できたのかな?

 

また、明日も頑張ろう。

 

米がなくなりそうだけど雪で買いに行けませんでした。今日こそは!!

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