病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

ACE-I、ARB導入の注意点

  今日は「処方Q&A 循環器疾患」でACE-I、ARB導入の注意点を学んだので書いていきたいと思います。

 

【ACE-I、ARB導入時の注意点】

・ACE-I、ARBの導入により著名な血圧低下・低灌流をきたす=生体の維持にかなり高いレベルのRAA系の活性化が必要!!

→むやみにRAA系を抑制してはいけない(=ACE-I、ARB導入は控える)

・ACE-I、ARBの導入後や増量後に血清Cr値が前値の35%(前値×1.35)以下かつCr値<3mEq/L→ACE-I、ARB継続可能

・血清K値5.5~6mEq/L→ケイキサレートorカリメートorアーガメイトorロケルマの併用

・血清K値6mEq/L超え→ACE-I、ARBとMRAをしている場合、MRAの中止・減量を検討。

(↑K上昇作用:MRA>ACE-I、ARBのため)

・MRA中止しても高K血症が改善しない場合はACE-I/ARBの中止・減量を検討

 

個人的な感想

・ACE-I、ARBで著名な血圧低下・低灌流をきたす場合はむやみにRAA系を抑制してはいけないとなっていますがMRAも導入は控えたほうがいいんでしょうか?

ご存知の方いらっしゃたら教えてください。

・血清Cr値が前値の35%(前値×1.35)以下かつCr値<3mEq/Lは継続可能となっていますが私は血清Cr値が前値の35%を超えていたらCr値関係なく継続して大丈夫ですか?って先生に相談しちゃいますね。

・K上昇作用はMRA>ACE-I、ARBはその通りかなと。

・私は血清K値5.3~5.5mEq/Lを超えたら先生にMRA中止しませんか?って言ってしまいます。なんとなくですけど。

 

 

 

 

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