病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

ついにうちにもコロナ患者さんが入院してきた

 こんにちは。

コロナ受け入れ病院ではない(コロナが流行りだしてから陰圧室を2部屋作りました)当院にもついにコロナ患者さんが入院してきました。

一応、専門病院に転院するまでのつなぎらしいですがなんやかんや1週間は入院してます。

中々、転院先が見つからないようです。

治療としては酸素投与&リンデロン(ガイドラインではデカドロンが推奨されてるようですが)6mg、ヘパリンCa 1A✕2 皮下注をされてます。

私自身、コロナにかかってメンタルがだいぶ落ちた経緯があるのでこの患者さんには早く良くなって欲しいものです。

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最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。 アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。 厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。 なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います