今日は抗うつ薬の増強療法の併用薬の1つ、非定型精神病薬について書いていきます。
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【非定型抗精神病薬を併用する増強療法】
・非定型抗精神病薬の併用は増強療法の中で最も推奨される
・適応外だがセロクエル、ジプレキサ、リスパダールなども増強療法として抗うつ薬と併用されることがある
・精神病うつ病に対しては抗うつ薬と抗精神病薬の併用が有効とされている
・精神病性うつ病の重症例では他の抗うつ薬へのスイッチングを経ずに抗うつ薬に抗精神病薬を併用することが多い
・自殺念慮が強い精神病性うつ病に対して抗うつ薬+非定型精神病薬、自殺予防としてリーマスが併用される
P.26、43、47、50、51
・非定型抗精神病薬の1つ
・日本で唯一、「治療抵抗性のうつ病」に適応があるのはエビリファイのみ
初期量:3mg/日
維持量:最大15mg/日(実臨床では3~6mg/日で使用されることが多い
(統合失調症の用量(6~24mg/日)に比べるとかなり少ない)
・アカシジア以外の錐体外路症状の発現頻度は低いが、アカシジアの出現頻度は高いので注意
→「足や体がソワソワ、ムズムズする感じがないか?」確認する
P.13、51
・適応外だが抗うつ薬の増強療法に使用されることがある
・セロクエルはパーキンソンニズム、アカシジア、遅発性ジスキネジアなどが出にくい
・鎮静作用が強く、自殺念慮が強い患者を落ち着かせる効果もある
P.54
【ヒルナミンが寝る前に処方される理由】
・定型抗精神病薬
・ヒルナミンは強力な鎮静作用、催眠作用をもつ
・添付文書の記載量より少量(5mg/日)を寝る前に内服することで抗うつ効果のほかに催眠効果が得られる
P.47
(感想&その他)
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