今日はアクチベーション・シンドロームについて書いていきます。
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【アクチベーション・シンドローム(賦活症候群)とは?】
・抗うつ薬の服用開始(多くは2週間以内)や増量に伴って起こる
・不安、焦燥(イライラ、ソワソワ)、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、衝動性、アカシジア、軽躁・躁状態といった症状が出現することがあり、これらの症状の総称をアクチベーション・シンドロームと呼ぶ
・アクチベーション・シンドロームは一過性である
アカシジア:身体がソワソワ・ムズムズしてじっとしていられない状態
軽躁・躁状態:普段より動きすぎたり、しゃべり過ぎる、怒りっぽくなる
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【アクチベーション・シンドロームの対応】
・抗うつ薬が増量されたときに症状がでた患者:前の用量に戻す
・必要に応じて抗不安薬の頓服、気分安定薬や抗精神病薬の追加投与
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(感想&その他)
アクチベーション・シンドロームって私はあまりなじみのない言葉でして。
今まで精神科から薬をもらって飲んでる入院患者さんをそこそこみたことがあるのですがあっ、これアクチベーション・シンドロームかなと思った患者さんはみたことないですね。
私が気づいてないだけで精神科の専門薬剤師さんは患者さんをみるとピンとくるような症状なんでしょうか?