今日はノルアドレナリンについてこの本で学んだので書いていきたいと思います。
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【ノルアドレナリンについて】
・「ショック状態」、「循環血液量低下を伴う低血圧」、「原因に対する治療に反応しない血圧低下」に対し昇圧目的で使用(特に敗血症性ショックは良い適応)
・平均血圧(平均血圧=最低血圧 +(最高血圧−最低血圧)÷ 3)が65mmHg以下の患者に使用すると奏功することが多い
・すでに末梢血管が収縮している場合は有効性は低く、逆効果になることがある。
・通常、0.01~0.02γ(=μg/kg/分)/日で使用されることが多い。
(ただし、状態応じて左記量よりも高用量が必要になることもある)
・下記の2つがあるため必要最小有効量を短時間投与することが原則
(↑①後負荷が増大し、心負荷が増大、②消火器機能低下が起こるため(←腹腔内臓器で血流低下が起こるため))
P.40
ノルアドレナリンって当院だとあんまり触ることはないので勉強になりました。また、添付文書だと体重あたりの用量の記載はないので参考になりました。
補足)ノルアドレナリンの添付文書↓
「ノルアドレナリンとして、通常、成人 1 回 1 mgを250mLの生理食塩液、 5 %ブドウ糖液、血漿又は全血などに溶解して点滴静注する。一般に点滴の速度は 1 分間につき0.5~1.0mLであるが、血圧を絶えず観察して適宜調節する。」