今日はうつ病の治療について勉強したので書いていきます。
【抗うつ薬の共通点】
・脳内でノルアドレナリン、セロトニンあるいは両方の濃度を高める作用をほとんどの抗うつ薬に共通している
P.21
【軽症うつ病の薬物療法】
・第一選択薬:SSRI、SNRI、NaSSAのどれか1剤
(↑抗コリン作用や循環器系への副作用が出にくく、忍容性が高いのが特徴)
・原則として複数の抗うつ薬の同時投与はしない
・抗うつ薬+ドグマチール(←抗精神病薬として)、抗うつ薬+ソラナックス、デパス(←抗うつ作用をもつBZ系)と併用することもある
P.22
【中等症うつ病の薬物療法】
・第一選択薬:SSRI、SNRI、NaSSAのどれか1剤
(状態によっては初回から三環系抗うつ薬が使われることもあり)
P.23
【重症うつ病の薬物療法】
・第一選択薬:SSRI、SNRI、NaSSA、三環系・四環系抗うつ薬
(入院治療の場合、初めから三環系抗うつ薬が用いられることも多い)
・不安感や不眠、焦燥感などの症状が強い場合には抗不安薬や睡眠薬、抗精神病薬が抗うつ薬に併用される
・難治性うつ病:抗うつ効果の増強療法を行うことがある
抗うつ効果の増強療法:抗うつ薬+気分安定薬、抗うつ薬+抗精神病薬、抗うつ薬+別の抗うつ薬により抗うつ効果を増強する
P.21、23