病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

心不全に対するβブロッカーの導入法を調べてみた

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 今日はタイトル通りですが心不全に対するβブロッカーの導入法をいつもの本で調べてみて当院での処方箋と本に書いてある内容を比べてみました。

 

 

本に書いてあった内容↓

【βブロッカー導入のタイミングと方法】

・βブロッカーはdryになってから(=うっ血がなくなってから)

・収縮不全型の心不全にβブロッカーを導入すると一過性ではあるが確実に収縮能が低下→低血圧、徐脈が起こる=低血圧、徐脈が起こるのが必然ならβブロッカーは肺うっ血がない状態がベストな時期となる。

 

 

・開始方法

アーチスト:1日1回朝1回1.25mgもしくは2.5mgから開始→入院中であれば3日後、外来なら1~2週間後に同量を夕に追加する。

メインテート:1日1回0.3125mg もしくは0.625mgから開始

 

 本を読んで当院の処方と比べて思ったこと↓

・βブロッカーの導入時期はこの本に書いてある通りかなと(入院前からβブロッカーを内服している場合はうっ血があっても継続しています。あと頻脈がある場合は最初から入れていることが多いかなと)

 

・開始量はアーチストはこの量で始まることが多いですがメインテートは2.5mgから開始することが多い印象です。(もちろんバイタルによってはもっと少量から始まることもあります)

 

 

 

 

 

 

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