今日は認知症の周辺症状について書いていきます。
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・副作用が出にくいSSRI、SNRI、NaSSAが第一選択薬
・SSRI、SNRI、NaSSAで効果不十分→四環系抗うつ薬やレスリンを選択
(高齢者に三環系抗うつ薬は抗コリン作用によるせん妄、心毒性などが出やすいやめ使用しない)
P.180
・レスリン(眠気の作用が強い抗うつ薬で深睡眠の作用がある)が第一選択薬
・実臨床で良く使われるBZ系は意識レベルの低下やせん妄、筋弛緩作用による転倒が起こるリスクがあるので注意
P.180
【認知症の不安】
・リスパダール、ジプレキサ、セロクエルなどの非定型抗精神病薬が推奨されている
・実臨床ではBZ系抗不安薬が使用されている
P.181
【認知症の徘徊・性的逸脱行為、不穏】
・SSRIなどが使用される
・性的逸脱行為はBZ系などによる脱抑制で増悪していることがあり、その場合は原因となる薬剤の中止を検討する
・興奮を伴なわない焦燥感(不穏)(なんだかイライラする、眠れない)の改善:セロクエル
P.18l、191
(感想&その他)
私の中でリスパダールやエビリファイで鎮静作用はそこまで強くない、セロクエルは鎮静作用が強いと他の本や勉強会とかで学んできたので記載間違いかと思ったのですが「認知症診療ガイドライン2017」でも同じことが記載されており、「アルツハイマー型認知症の焦燥性興奮には効果が認められなかった」と記載がありました(P.74)ので間違いはないのかなと。
認知症に限ってのことなんでしょうか?せん妄とかだと興奮している患者さんにはセロクエル効く印象ですが…。
認知症の時は特別なんでしょうか?ご存知の方教えてください。
今日は相方が仕事だったので娘と一緒に相方が帰ってくるのを外で待っていました。
娘は1歳と8カ月になりました。最近、ハマっていることは階段の昇り降りです。
憑りつかれたようにやってます。