病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

別の本で肺塞栓血栓症(PE)を勉強してみた~概略編~

 今日は前に読んだ本とは違う本でPEについて勉強したので書いていきます。

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【肺血栓塞栓症(PE)とは?】
DVTを主原因とし、肺動脈の血栓性閉塞からの急性or慢性の肺循環障害を起こした病態。重症例に至っては致死的疾患であり死亡率が高い。
P.283

【PEが慢性化すると】
PEが慢性化→肺高血圧症の一因である慢性血栓塞栓性高血圧症(CTEPH)に移行
P.283

【PEの重症度】
血行動態と心エコーにおける右心負荷所見により以下の4つに分類される
①Cardiac arrest/collapse:心停止/循環虚脱
②Massive(広汎型):血行動態不安定かつ右心負荷所見あり
③Submassive(亜広汎型):血行動態安定かつ右心負荷所見あり
④Non-massive(非広汎型):血行動態安定かつ右心負荷所見なし
P.283

(感想&その他)
 PEの患者さんは時々入院されてきますがPEが慢性化するとCTEPHになるのですね。今までCTEPHの患者さん(その人はうちでPEの治療を受けていた患者さんかは分からないです)って一人しかみたことがないのですが皆さまはいかがでしょうか?

以前にYoutubeのホラー系動画「ゾゾゾ」をよく見てると言いましたが中でも武尊神社の回の落合さんが大好きです(笑)

「奥さんが出ていきました!!2日前に出ていきました!!」


最高です(笑)

奥様戻ってきたのかな?


コロナにかかった人はワクチン1回でもいける?②

 2個目の論文はCarenetに「新型コロナワクチン、既感染者での効果は?」というタイトルで載っていた論文です。

発表者:イタリア・シエナ大学のGabriele Anichini氏
掲載日:2021 4/14
背景、目的、方法:既感染者は初回接種の10日後に、未感染者は2回目接種の10日後に血清サンプルを採取し、抗体応答を比較する
対象人数:SARS-CoV-2既感染者38人、未感染者62人
結果:
・血中循環抗スパイクIgG抗体力価は、既感染者と未感染者で有意差はなかった。
・特異的抗SARS-CoV-2中和抗体の幾何平均力価は、既感染者(569、95%CI:467〜670)と未感染者(118、95%CI:85〜152)に差がみられた。
・既感染者を感染からワクチン接種までの期間が1〜2ヵ月、2〜3ヵ月、3ヵ月以上の3グループに分類したところ、血中循環IgG抗体の平均力価は、感染1〜2ヵ月後に接種したグループと2〜3ヵ月後に接種したグループで差がみられた。
感染2~3ヵ月後に接種されたグループと3ヵ月以降に接種されたグループの間には有意差はみられなかった。

中和抗体の幾何平均力価では、感染1〜2ヵ月後に接種されたグループが437(95%CI:231〜643)、2~3ヵ月後に接種されたグループが559(同:389~730)、3ヵ月以降に接種されたグループが694(同:565~823)であった。

感染後3ヵ月以上以降に接種するとブースター反応がより効果的であることを示しているが、決定的な結論を下すには十分ではなかった。

まとめ
SARS-CoV-2既感染者のワクチン単回接種後は未感染者の2回目接種後より強い液性応答を示す可能性がある

※中和抗体:ウイルスの感染力又は毒素の活性を中和できる抗体のこと


(感想&その他)
前回の研究も今回の研究も100人と規模が小さいながらもコロナ感染者は数限りある資源を有効活用するという面や副反応の面で単回投与でよいのではないかという結論のようですこれからデータが集まるにつれガイドラインにも反映されるのかなー。今回の結果がそのまま反映されるのかくつがえされるのか分かりませんが注視していきたいとおもいます。

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(個人的には病院にかかっていただいて先生から処方してもらったほうが良いのかなと思います。なぜなら病院にかかることでコロナワクチンによる副反応がどれぐらいの頻度で出るのか先生たちや製薬会社がより詳細に把握できるからです。
まだ、ワクチンが出来て時間が経っておらず未知数な部分もあります。これからより詳細なデータが集まって世界中の人が有効かつ安全にワクチンが接種できるようになればいいなーと思います)








最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。
アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。

厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。

なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。





コロナにかかった人はワクチンどうするの?

 今日はタイトルにある通りコロナにかかった人のワクチン接種について少し調べてみたので書いていきます。

厚労省HPより↓
Q. 新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを接種することはできますか?
A. 既にコロナウイルスに感染した人も、新型コロナワクチンを接種することができます。

ただし、接種まで一定の期間をおく必要がある場合がありますので、いつから接種できるか不明な場合は、主治医にご確認ください。
なお、事前に感染したかどうかを検査して確認する必要はありません。

(※)米国CDCからは以下のような見解が示されています。
・隔離を中止するための基準が満たされるまで延期する必要がある。
新型コロナウイルス再感染のリスクは感染後の最初数か月では低く、免疫力の低下により時間とともに増加する可能性があることが示唆されていることから、最近新型コロナウイルス感染症に罹患した人は、必要に応じてワクチン接種を一時的に遅らせることを選択できる。
・加えて、モノクローナル抗体または回復期血漿での治療を受けた場合は、治療から少なくとも90日以降にワクチンを接種することが勧められる。



(感想&そのほか)
コロナにかかってモノクローナル抗体や回復期血漿治療を受けた人は90日以上間隔をあけたらワクチン打ってもいいってことみたいですが無治療だったり、カロナールトランサミンなど対症療法程度の投薬をうけた人たちはどれぐらい開ける必要があるんですかね?ご存知の方がいたら教えてください。


最近、私がハマっていることはYou Tubeでホラー系の動画を見ることです。ナナフシギ、三木大雲チャンネル、とくもりざうるす、OKOWAアーカイブ、ゾゾゾ、ダラシメン、琉球あぎじゃびなどをよくみています。
興味のある方はぜひご覧ください。

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最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。
アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。

厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。

なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。





コロナにかかった人はワクチン1回でもいける?①

 今日はコロナにかかった人はワクチンは1回接種でもいいんじゃないか?という論文が2つあったので書いていきます。

まず1つ目は日経メディカルに載ってた「既感染者へのCOVID-19ワクチン(※1、2)は1回が適切」というタイトルで書かれていた論文です。

発表者:米国Mount Sinai Icahn医科大学のFlorian Krammer氏
掲載日:
背景&目的:SARS-CoV-2ワクチンの接種を受けた既感染者の抗体反応と有害事象の発⽣率を未感染者の場合と⽐較
対象人数:109⼈(抗体陰性の68⼈と抗体陽性の41⼈)
結果:

効果の比較)
未感染者のスパイク蛋⽩質(※3)に対する抗体価(※4)の中央値
接種前:1(68⼈)、初回接種9〜12⽇後:439(13⼈)、初回接種13〜16⽇後:1037(15⼈)、初回接種17〜20⽇後:1037(15⼈)、初回接種21〜24⽇後:1075(11⼈)
2回⽬接種後:1399(21⼈)

既感染者のスパイク蛋⽩質に対する抗体価の中央値
初回接種前:91(41⼈)、初回接種5〜8⽇後:14208(15⼈)、初回接種9〜12⽇後:20783(8⼈)、初回接種13〜19⽇後:25927(20⼈)、初回接種17〜20⽇後:102661(5⼈)、初回接種21〜24⽇:16263(4⼈)
2回⽬接種後:22509(20⼈)

→既感染者の場合はワクチンの初回接種後、速やかに免疫反応が起こり、誘導される抗体価は未感染者の2回目接種後と同レベル以上だった。
(既感染者の抗体価は、評価されたどの時点でも、未感染者の10〜20倍⾼く、さらに、再接種後の抗体価も未感染者の10倍を超えていた)

副反応の比較)
未感染者と既感染者で副反応の発生率に差はなかった
未感染者、既感染者ともに最も多く⾒られた副反応は注射部位の症状(疼痛、腫脹、紅斑)(しかし、疲労感、頭痛、悪寒、発熱、筋痛または関節痛などの全⾝性の症状は既感染者に有意に多く発⽣していた。)
既感染者では初回接種後に未感染者の2回接種後の人々に報告されていると同様の全身性の反応が見られた。

まとめ
SARS-CoV-2感染歴のある人に対するワクチンの接種は単回でも十分な効果が得られ、有害事象を減らせると考えられている。

(※1コミナティ:SARS-CoV-2のスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤でmRNAワクチンと呼ばれる)
(※2コミナティの作用機序:コミナティ(mRNA)接種→mRNAがヒトの細胞内に取り込まれる→接種されたmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生される→スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導される→SARS-CoV-2による感染症の予防が可能になる)
(※3スパイク蛋白質:ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)
(※4抗体価:値が大きい程、中和活性(※5)が高いことを示す)
(※5中和活性:ウイルスの感染力又は毒素の活性を中和する)

補足参考:厚労省HP



(感想&そのほか)
この前私がYoutubeでホラー系の動画を見るのが好きというのを書きましたが私には霊感や霊体験は全くありません(笑)

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最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。
アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。

厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。

なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。





深部静脈血栓症(DVT)について別の本でも勉強した④

 続きを書いていきます。

 

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【抗血小板薬と抗凝固薬の大まかな使い分け】

・動脈血栓:血小板を主体に形成される血栓。「血小板血栓」、「白色血栓」とも呼ぶ。抗血小板薬による血小板の沈着抑制、凝集抑制が必要

 

・静脈血栓:赤血球、フィブリンを主体とした血栓。「フィブリン血栓」、「赤色血栓」とも呼ぶ。抗凝固薬による凝固能亢進の抑制が必要

P.285

 

【DVTの時期により抗血小板薬を用いることがある】

☆基本、静脈の血栓であるDVTの治療は抗凝固薬である。(抗凝固療法は急性期における有効性&慢性期での血栓症再発予防において有効であるため)

DVT急性期:抗血小板薬は基本使用しない(静脈血栓の発症メカニズムから考えて効果不十分。)

DVT慢性期:出血性合併症を発症したが抗凝固療法の継続が望ましい場合、低用量アスピリンへの切り替えを行うことがある(ただし、DVT再発予防効果は抗凝固療法に比べ落ちる)

P.286

深部静脈血栓症(DVT)について別の本でも勉強した③

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【DVTの治療目標】

血栓の進展&肺血栓塞栓症(PE)を予防すること

血栓後症候群(PTS)発症を最小限に留めること

③DVTの再発を予防すること

 

血栓の進展&肺血栓塞栓症(PTE)を予防すること

抗凝固療法は血栓進展、PEの予防、DVT発症予防に用いる

使う薬剤:ヘパリン、DOAC、ワーファリン

 

血栓後症候群(PTS)発症を最小限に留めること

抗凝固療法のほか全身的血栓溶解療法、カテーテル血栓溶解療法(CDT)がPTS発症予防として使用されることがある。

補足)血栓後症候群(PTS):重症DVT後に発症する後遺症の1つ。静脈の慢性閉塞や慢性閉塞に伴う静脈弁機能不全により下肢倦怠感や難治性皮膚潰瘍など患者のADLを著しく低下させる

 

血栓溶解療法(ウロキナーゼ):DVT再発予防効果、PTS発症予防効果あり。

(t-PAに関してはDVTに適応がない&高率の出血性合併症があるためt-PAをDVTに使用することは推奨されていない)

 

カテーテル血栓溶解療法(CDT):PTSの発症を抑制する。カテーテルで直接的に血栓溶解剤(ウロキナーゼ)を投与でき、血栓溶解剤(ウロキナーゼ)の使用量を減らせるので全身投与よりも安全。

 

カテーテル施行中は血栓伸展防止および再発予防のために未分画ヘパリンによる抗凝固療法が併用→経口可能となれば経口抗凝固薬(DOAC、Wfなど)→その後血栓を生じたリスクに応じて抗凝固療法を継続

 

CDTのよい適応:腸骨大腿静脈領域のDVT,症状発現から14日未満 の急性血栓,良好な身体機能,1年以上の生命予後,出血リスクの低い患者

 

③DVTの再発を予防すること

再発予防のための抗凝固薬の内服期間

f:id:aisonashiyakuzaishi:20210512081919p:plain

・生涯、抗凝固療法の継続が必要である場合も少なからずある

=慢性期において出血性合併症のリスクとなる

→ここでいう「より長期投与」=「いつまで抗凝固薬を使用するかの明確な答えはない」

→ここでいう危険因子は「DVTのリスク因子」を参照

 

 

 

 

・DVT再発予防内服におけるリスクとベネフィットを考えるときに参考にする項目

①病型(末梢型、中枢型)

②誘発因子およびPTE合併の有無

③年齢

④慢性期での下肢静脈エコーや造影CTの所見(残存血栓の有無、可動性、エコー輝度)、D-ダイマー値

⑤出血性合併症の有無

 

→上記を勘案しながら抗凝固薬の継続期間や投与量を調節する

 

・DVTの再発予防で内服していた抗凝固薬をやめた後の注意点

血流停滞を引き起こす脱水、長時間の同姿勢保持の回避、弾性ストッキング着用の指導し、再発予防に努める

・抗凝固療法の生涯継続が必要である場合もある

 

 

P.282、286、肺血栓塞栓症および深部静脈血栓塞栓症2017P.30、64、66

深部静脈血栓症(DVT)について別の本でも勉強した②

 続きを書いていきます。

 

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【DVTの血液検査】

血栓の有無:D-ダイマ

病因検査:血栓性素因(プロテインC、プロテインS、アンチトロンビン)、自己抗体(ループス抗凝固因子、抗カルジオリピン抗体)

P.281

 

【DVTのリスク因子】

血流停滞

・長期臥床、長距離旅行(エコノミー症候群)

・肥満、妊婦

・うっ血性心不全、急性心筋梗塞

・脳血管障害、下肢麻痺、静脈瘤など

血管内皮障害

・手術による損傷(整形外科、産婦人科など)

・外傷、骨折、火傷

・中心静脈カテーテル留置、静脈炎など

血管凝固能亢進

血栓性素因

 先天性凝固阻止因子欠乏症(アンチトロンビン欠乏症、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症)

 線溶異常症(異常プラスミノーゲン血症)

 後天性血栓性素因(抗リン脂質抗体症候群、高ホモシステイン血症)

・悪性腫瘍、経口避妊薬エストロゲン製剤服用、手術、妊娠、ネフローゼ症候群、脱水、多血症など

P.281

深部静脈血栓症(DVT)について別の本でも勉強した①

  今日は前に読んだ本とは別の本でDVTを改めて勉強したので書いていきます。

 

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深部静脈血栓症(DVT)とは?】

深部静脈:全身静脈系において筋膜よりも深いところに位置する静脈

深部静脈血栓:深部静脈に生じる血栓性閉塞のこと

P.280

 

 

【静脈血栓の形成】

Virchowの3要素が複合的に作用しながら病的血栓形成を引き起こす

①血流停滞:血流停滞が血管内皮障害を惹起→病的血栓形成を引き起こす

②血管内皮障害:内皮障害によりサイトカインや組織因子が放出→内皮機能不全を引き起こす→凝固能亢進を促進→病的血栓形成を引き起こす

③血管凝固能亢進:凝固因子、凝固制御因子、線溶因子、線溶制御因子の均衡が崩れる→凝固系が持続的亢進状態となる→病的血栓形成を引き起こす

P.280

 

今日も仕事でした。入院患者さんが少なかったせいかとても落ち着いていました。

また、明日も頑張ります。

あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ⑨~2回目の接種どれぐらいズレてもいいの?~

 今度は厚労省のHPに掲載されている中から実臨床で先生や看護師さん、患者さんからきかれるだろう内容を書いていこうと思います。

 

Q.ファイザー社のワクチンは、通常、1回目から3週間後に2回目を接種することになっていますが、どのくらいずれても大丈夫ですか。

 

A.一番早くて19日後に接種を受けられますが、それより前には受けることができません。3週間を超えた場合、できるだけ早く2回目の接種を受けてください。

 

 

 ファイザー社のワクチンは、標準としては、1回目から3週間後(3週間後の同じ曜日)に2回目を接種することになっています。

一番早くて19日後(木曜日に1回目の接種を受けた場合、3週間後の火曜日)に接種を受けられますが、それより前には受けることができません。

1回目の接種から3週間を超えた場合、できるだけ早く2回目の接種を受けてください。

 

なお、3週間を超えても、接種を1回目からやり直す必要はありません。接種間隔が3週間を超えた場合の効果は十分に検証されていませんが、WHO、米国や、EUの一部の国では、3週間を超えた場合でも、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安として示していますので、こうした目安も参考になると考えられます。

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(感想)

ちょっと前に薬局長が3週間経たないと2回目の接種できない。数少ないワクチンをうまく回さないといけなくて大変と言っていました。(21日間待たなくても最悪、19日でも大丈夫みたいですよと言ったら少しは変わったのかな?)上の人は上の人で大変なんだなーと思ったそんな1日。

あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ⑧~アレルギーの有無の確認~

 続きを書いていきます。

 

 

16. アレルギーがありますがワクチン接種できますか?P.28
他のワクチンや食べ物でアレルギーを起こしたことのある方でも、多くの場合は、新型コロナワクチンの接種を受けることができます。ただし、このワクチンに含まれている成分で、過去に重度の過敏症のあった人は、接種できません

 

過去に新型コロナワクチンに対して、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起
こした方や、同ワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)(※)や、(含まれていないが交差反応性がある)ポリソルベート(※)に対して重いアレルギー反応を起こしたことがある方への接種は推奨していない。
(※)

ポリエチレングリコール(PEG):一般に、大腸検査の下剤や薬剤などを溶かす際に用いられます。

ポリソルベート:乳化剤として、様々な食品に用いられている。

 

 

(感想)

 コロナワクチンの主成分だけでなく、以前アレルギーが出た薬の成分の中にポリエチレングリコール(PEG)、ポリソルベートが入ってないかまで確認する必要があるなと思いました。

 

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あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ⑦~ワクチン打ったあと授乳OK?~

 続きを書いていきます。

 

15. ワクチンは授乳婦でも接種できますか?P.26
授乳中の方も新型コロナワクチンの接種を受けることができます。現時点では特段の懸念が認められているわけではなく、海外でも接種の対象とされています。

 

(補足)

英国公衆衛生庁資料 Guidance COVID-19 vaccination: women of childbearing age,
currently pregnant or breastfeeding
・母乳育児中または母乳で育てられた乳児に関する COVID-19 ワクチンの安全性に関するデータはないが、COVID-19 ワクチンは母乳育児中の乳児にとってリスクであるとは考えられていない。

 

WHO 資料:Interim recommendations for use of the Pfizer-BioNTech COVID-19
vaccine, BNT162b2, under Emergency Use Listing 8 January 2021
・ワクチン接種後の授乳中止は推奨しない。

 

Academy of Breastfeeding Medicine(ABM)による授乳婦に対するワクチン接種考え
方は以下の通り。
このワクチンは、SARS-CoV-2 のスパイクタンパクの mRNA を含む脂質ナノ粒子でで
きており、筋肉内に注射されたナノ粒子は、筋細胞に取り込まれる。その後、筋細胞はこのmRNA を転写し、スパイクタンパクを作る。この細胞によって作られるスパイクタンパクが免疫応答を刺激し、接種を受けた人を COVID-19 による疾患から守る。
母乳分泌の際、このワクチンの脂質が血流に入って、乳腺組織に達することは起こりそうにない。仮にあったとしても、無傷のナノ粒子あるいは mRNA が母乳中に移行することはさらに起こりそうにない。たとえこの mRNA が母乳中に存在するというありえないような場合でも、母乳を飲んだ子供は、この mRNA を消化してしまうと思われるため、生物学的な影響を与えることはないと考えられる。

 

(感想)

ABMに書いてある内容は私にとって難しくて理解できなかったのですがとりあえず今のところワクチン接種後の授乳は問題ないようですね。それにしても薬剤師会が珍しく妊婦や授乳婦に問題ないってはっきり書くとは思ってなかったのでびっくりしました。

 


 

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最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。 アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。 厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。 なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。


 


 


 


 

あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ⑥~妊婦は打っていいの?~

 続きを書いていきます。

 

14. ワクチンは妊婦でも接種できますか?
妊娠中の方も新型コロナワクチンの接種を受けることはできます。ただし現時点では妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対するワクチンの安全性に関するデータが限られているので、リスクと有益性を良くお考えいただいた上で、接種されるかどうかの判断をしていただくことになっています。


なお、日本産婦人科感染症学会・産婦人科学会では、次のような提言をしています。
妊娠している可能性がある方も含め、器官形成期(妊娠 12 週まで)は、ワクチン接種を避ける。母児管理のできる産婦人科施設等で接種を受け、なるべく接種前と後にエコー検査などで胎児心拍を確認する。
○感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を考慮する。
○妊婦のパートナーは、家庭での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
○妊娠を希望される女性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする(生ワクチンではないので、接種後長期の避妊は必要ありません)。

 

 

また、3月1日に、米国疾病予防管理センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)
で、新型コロナワクチンの妊婦への安全性について、米国の最新情報が発表されました。それによりますと、2 月 16 日までのデータで、少なくとも 1 回以上同ワクチンを接種した妊婦は3万人を超えており、局所反応や全身反応について、妊娠されている方と妊娠されていない方の間で大きな差はなかったこと、流産等の妊娠に特有の問題については自然発生率(新型コロナウイルスワクチンが導入される前に起きていた頻度)と比較して大きな差異はなかったこと等が報告されています。

 

補足)

(妊婦がコロナウィルスにかかると↓)

・妊婦の COVID-19 では、妊娠可能年齢の妊娠していない女性の COVID-19 に比較して、有意に集中治療,人工呼吸を受け易かった。

参考)BMJ 2020;370:m3320, September 1 (online), 2020

 

(妊婦にコロナワクチンを打つ前に伝えること↓)

・流行拡大の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外することはしない。接種する場合には、長期的な副反応は不明で、胎児および出生児への安全性は確立していないことを接種前に十分に説明する。

参考)日本産婦人科感染症学会および日本産婦人科学会

 

 

(感想)

 まだコロナワクチンが出来てから日が浅いのでしょうがないと思うのですがいくら今のところ妊婦の方打っても大丈夫ですと言われても長期的な副反応不明と言われると少し怖いですよね。

 

あくまでも個人的な意見で根拠もないのですが妊婦にコロナワクチンを打って長期間経過しても母体、児は問題になるような副反応は多分、出ないんじゃないかなと思っています。

 

 

コロナワクチンを接種した後の接種部位の痛みや発熱に使えるアセトアミノフェン(=商品名:カロナール)単剤の市販薬です。接種後、仕事などがあって病院かかってる暇がないよという方は下のリンクから購入できますのでお買い求め頂けたら↓

(個人的には病院にかかっていただいて先生から処方してもらったほうが良いのかなと思います。なぜなら病院にかかることでコロナワクチンによる副反応がどれぐらいの頻度で出るのか先生たちや製薬会社がより詳細に把握できるからです。

まだ、ワクチンが出来て時間が経っておらず未知数な部分もあります。これからより詳細なデータが集まって世界中の人が有効かつ安全にワクチンが接種できるようになればいいなーと思います)


 


 

最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。 アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。 厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。 なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います。以下にイブプロフェンやロキソプロフェンを含んだ市販の解熱鎮痛剤のリンクを貼っておきますのでどうしても受診できないという方はお買い求めください。


 


 


 


 

あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ⑤~発症予防効果はいつから?~

 続きを書いていきます。

 

12. ワクチン接種を受けた後は他人にうつすことはありませんか?P.20
ワクチン接種は発症予防(発症を抑える効果)の大きな手段であることに間違いはありませんが、感染予防(他の方に感染させない効果)があるかどうかは、まだわかっていません。
さらに発症予防に高い効果を示しているとはいえ、100%発症を防げるわけではありません。
また、1回だけ接種した場合や、2回目の接種後でも6日以内の場合は、効果が低い状況です。
そのため、住んでいる地域や働いている地域で感染が終息するまでは、今までと同様、マスク着用、手洗い、3 密を避けることを続けてください。

 

 

(感想)

2回接種後、1週間したら発症予防効果がしっかり出るんですね。ワクチンの持続期間ってどれぐらいなんでしょうか?これからいろいろデータが蓄積されて分かってくるんでしょう。期待ですね。

 

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あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ④~接種後この症状でたら注意~

  続きを書いていきます。

 

ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手がかりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)
ワクチンを受けた後、2 日以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。

 

(感想)

 先日、コロナワクチンを打った方(元々、喉が弱い方でよく咽頭痛を起こすらしいです)が接種翌日に微熱+咽頭痛が出たって方がいたけどあの方は大丈夫なんでしょうか?思い過ごしだといいのだけれどこの文書からはかなり黒のような気がするのですが…。

 

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あいそなしがコミナティ(コロナワクチン)打つってよ③~カロナールの予防投与ダメらしい~

 続きを書いていきます。

 

9. ワクチン接種会場から帰宅後に出る可能性のある副反応について教えて下さい。P.15

接種後、少なくとも2~3日間は以下の症状について注意して生活してください。ファイザー社製の新型コロナワクチン接種により、次のような副反応が認められています 。

・注射部位の痛み、倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ、吐き気、嘔吐。
注射部位の痛みは約8割の人で、倦怠感は約5割、頭痛は約4割の人で発生する可能性がありますが、ほとんどの場合、1~2日後には、症状が消失しています 。

もし、痛みや熱等が強ければ、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬)を使用することも可能です 。ただし、予防的な解熱鎮痛剤の投与はワクチンの効果が弱くなる可能性があるため、お勧めしません。
なお、接種後当日は激しい運動、飲酒を避けてください。接種部位は清潔に保ち、入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。

 

▼解熱鎮痛薬の予防的投与について
・CDC ホームページ
ワクチン接種後の症状を予防する目的でこれらの薬剤を画一的に予防投与することは、
COVID-19 ワクチン誘発抗体反応に対するそのような使用の影響に関する情報がまだ
入手できないため、現在推奨されていません。

・Covid-19 Vaccine —Frequently Asked Questions(The NEW ENGLAND JOURNAL
of MEDICINE)
これらの薬は主観的な副作用を減らす可能性があるが、理論的には免疫応答を鈍らせ、
ワクチンの効果を低下させる可能性があるため、ワクチン接種前には推奨されない。た
だし、発生した副作用の軽減には役立つ。
・Effect of prophylactic paracetamol administration at time of vaccination on
febrile reactions and antibody responses in children: two open-label,
randomised controlled trials
459 人の乳児を対象に実施された調査。ワクチン(数種類)接種前に予防的にアセト
アミノフェンを投与した群は、発熱反応の発生は大幅に減少したが、抗体の平均濃度は
低かった。

 

 

(感想)

 ワクチンができたばかりの時は病院によっては予防的にカロナールの内服をさせてからワクチン接種をさせているところもあったようですがワクチンの効果弱めてしまうんですね。でも打った後に飲むのは問題ないって打った後どれぐらい経ってからカロナール飲んでも免疫系に影響しないでしょうね?ご存じの方いらっしゃったら教えてください。

 

 私よりも先にワクチンを打った看護師さんから打った直後にフワフワ(ご本人いわくワクチンじゃなくてヤバい薬を盛られたとおっしゃっておられました(笑))したとか腕が痛くて上げられないとか痛みで寝がえりが打てないという方がいました。

 打ったら私もそんな風になるのかなと思いながら先日、コミナティ打ってきました。私も打った翌日の夜ぐらいまで打った部位の痛み(じんわりした痛み)が続きましたが仕事や生活に支障が出ることはなかったです。

 

 

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