病院薬剤師と処方箋

日々の処方鑑査や患者さん、お医者さんから質問されたことを自分なりに調べてアウトプットするブログです。

私は性器ではありません

 今週の病棟業務であった話をします。

 

その患者さんは肺炎で入院してきたおばあちゃんなんですが重度の認知症があり精神科にもかかっているような患者さんです。

 

初回の指導は先週、相方の薬剤師がしてくれてたので肺炎に対して処方された抗菌薬が効いてるのかを確認するかと思いました。まずカルテで最近のバイタル、採血結果、喀痰培養の結果、レントゲン(←なんとなくですが)を確認しておばあちゃんの元に行きました。

 

訪室時おばあちゃんは寝ていましたが声かけにすぐに開眼。第一声に

「ちん〇!!」

そのあとも「ちん〇!!、ちん〇!!」と叫んでいました。

 

カルテで会話は難しいだろうなと思っていましたがここまでとは。

 

てか、俺はちん〇じゃない!!

 

いや、付属はしているけども!!

 

そしたら隣の患者さんのおむつ交換していた年配の看護師さんが笑いながら男性スタッフにはちん〇って言うんだよって教えてくれました。(男性看護師さんやリハビリの先生、はてには主治医(うちの副院長です(笑))にも言ってるそうな)

 

(余談ですが看護師さんってちんち〇とかうん〇とか普通に言いますよね。排泄ケアとかもするからですかね)

 

あとできいた話ですがこのおばあちゃんの元々の職業は小学校の先生だったそうです。

先生でもやっぱり認知症とかになるとこうなっちゃうのかな。

 

自分はならないように気をつけないと。

 

ちなみに喀痰培養からは有意菌は生えていなかったものの酸素もOFFできていて解熱。採血結果も改善傾向。ごはんも食べているし、大声でちん〇って叫べるぐらいですからね。抗生剤は有効と判断しました(笑)

S-1隔日投与されてる患者さんの経過

 前々回のブログに書いたS-1を連日投与(4週服用2週休薬)から隔日投与に変更になった患者さんの経過ですが変更して4日目の採血では血小板が6万とほんのり上がっていました(というより横ばい?)

同時にヘモグロビンも7前半まで下がり輸血が始まりました。

また、前からあった食欲不振が強くなりご飯もお粥を数口ぐらいしか食べられなくなり末梢からビーフリードなどの点滴も始まりました。

さすがにS-1休薬だろうと思って先生に相談に行ったら

んー、まぁ、継続ですかねー

マジかよ!



参考書で胃癌におけるS-1は予後がだいぶ変わってくるのでなるべく減量・休薬は控えるって書いてありましたけどこんな状態でも継続したほうがいいんですかね?

そもそも80代のおばあちゃんに予後とか言ってる状況なのかなと思ってしまいます。

抗がん剤に詳しい後輩にきいてみたらこの状況だったらふつうは休薬ですと。
そうだよね、おじさんの考え間違ってないよね?(笑)


この抗がん剤処方されている先生、谷原章介みたいな顔をしていて話っぷりとかも穏やかなんですがこんな状況でも抗がん剤続けるってドSなのかな?

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(この顔でドSだとサイコパスを連想してしまいますよね?(笑))


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S-1療法で隔日投与ってあり?

 今日は胃がんでS-1療法をしている患者さんの血小板が5万にまで下がってました。

てっきり休薬になるんだろうと先生にプレート5万まで下がってます、一旦、休薬しときますか?って聞いたら

あっ、本当?うーん、一日おきに内服にしよっかー

と。

え、休薬しなくていいの?

かじった程度の知識で申し訳ないのですがS-1療法隔日投与って聞いたことないです。

でもよく勉強されてる先生なのでなにかエビデンスがあるのかな?

知ってる方いらっしゃったら教えて下さい



TS-1を減量した

 今日は大腸がんでSOX療法をしてる患者さんを受け持ちました。

癌は初学者以下の私ですが患者さんの腎機能が低下していることに気づき一段階減量が必要だと考えました。

多分、疑義かけてもそのままでいいよと言われるかと思いましたが拍子抜けするぐらいあっさりそうだね、減量しようかと言ってくれました。

言って良かったです。

抗癌剤しなければ良かったかも?

 今日は胃癌でサイラムザ+タキソールをした患者さんが亡くなりました。

ケモをして8日目で好中球が100台にまで低下→肺炎+口腔内カンジダ心不全→お亡くなりになる

先生は心不全になった原因不明って言ってだけど私はケモが原因じゃないかと。

それまでピンピンして廊下も歩いてたのにケモして1週間ちょっとで亡くなってしまいました。

完全、結果論ですがケモしなければもっと長生きできたんじゃないか?&やっぱりケモ領域は好きになれない(緩和ケアはわりかし興味ありますが)なと思った今日、この頃。

ひっちゃかめっちゃか

 今日はひどい一日でした。

 

・サイラムザ+タキソールをしていた患者さんの好中球が100台&38℃台の発熱&血清K:6台&BNP4桁

心室性頻拍でDC&アンカロン投与の患者さん

代謝性アシドーシスの患者さん

・患者さん同士で喧嘩

 

今日の病棟はひっちゃかめっちゃか(笑


最近、出荷調整多すぎない?(笑)

 タイトルにある通りなんですが最近、やたら出荷調整で薬が入庫しづらい状況になっています。

 

カロナールはコロナの影響で生産量が処方量に追いつかなくなって出荷調整になっているんだろうなと納得できるんです。

 

ただね、タケプロンとかメバロチンとか上げの句の果てには抗がん剤のアブラキサンも出荷調整ってわけわからん(笑)

 

調剤薬局から出荷調整で在庫ないです、他の薬に替えてくださいって電話をいただくのですがそれを先生に言うと絶対、「なんで?」と理由を聞かれます。

 

まぁそりゃそうですよね。

 

そして聞いてる薬剤師も理由把握してないっていう(笑)(少なくとも私は先生を説得できるほどの理由知りません)

 

先生からしたら分けわからん理由で薬変更して副作用やアレルギー出たらたまらんですもん。

 

で、また腹が立つのが近隣のある調剤薬局1つからなんですがタケプロンないので他のPPIに替えてくれって言われるんですよ。

 

近隣の薬局にもきいても在庫ないってそこの調剤薬局の先生はおっしゃるんです。

 

(いや、他の調剤薬局からは問合せないんですが‥)

 

多分、調剤薬局の在庫の関係で他のメーカーのタケプロンのGEを入荷するのも嫌なんだろうなって思ってしまいます。

 

逆に在庫がある代替薬なんですかと試しに聞いたらどもるんですよ。

 

いや、考えてから連絡、頂戴よとせっかちで不愛想な私は思ってしまうんです。

 

すいません、ただの愚痴です。

 

 

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(個人的には病院にかかっていただいて先生から処方してもらったほうが良いのかなと思います。なぜなら病院にかかることでコロナワクチンによる副反応がどれぐらいの頻度で出るのか先生たちや製薬会社がより詳細に把握できるからです。
まだ、ワクチンが出来て時間が経っておらず未知数な部分もあります。これからより詳細なデータが集まって世界中の人が有効かつ安全にワクチンが接種できるようになればいいなーと思います)

 

 


 


 

うちもコロナ見る病院になってしもうた

 タイトルにある通り最近まで当院はコロナ受け入れ病院ではなかったのですが軽症~中等症のコロナ患者さんを受け入れる病院になってしまいました。

 

ひとつの病棟をつぶしてコロナ病棟にし、そこで酸素投与や抗体カクテル療法(ロナプリーブ)、ステロイド、ヘパリンカルシウムの投与などを行います。

 

ただ、思うのがうちの病院で大丈夫なのかと心の底から思います。

 

職員の中には上層部が補助金目的で始めただけじゃないか(そうじゃないと信じたいです)との憶測もありただただ、心配です。

 

 

でも今の状況だと遅かれ早かれうちみたいな中小規模の病院もコロナ病棟をもつようになるんだろうな。

 

クラスターが起こらなきゃいいけど

ついにうちにもコロナ患者さんが入院してきた

 こんにちは。

コロナ受け入れ病院ではない(コロナが流行りだしてから陰圧室を2部屋作りました)当院にもついにコロナ患者さんが入院してきました。

一応、専門病院に転院するまでのつなぎらしいですがなんやかんや1週間は入院してます。

中々、転院先が見つからないようです。

治療としては酸素投与&リンデロン(ガイドラインではデカドロンが推奨されてるようですが)6mg、ヘパリンCa 1A✕2 皮下注をされてます。

私自身、コロナにかかってメンタルがだいぶ落ちた経緯があるのでこの患者さんには早く良くなって欲しいものです。

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最近は報道の影響でアセトアミノフェン(=カロナール)が入手しづらいみたいですね。 アセトアミノフェンが一番安全ではあります(腎機能が悪い方や喘息のある患者さん、妊婦さん、消化性潰瘍の方にも比較的使用しやすいです)がロキソプロフェンやイブプロフェンといったNSIADsもアスピリン喘息や腎機能障害がない、成分にアレルギーがない方、妊娠している可能性がない方、消化性潰瘍がない方にはむしろNSAIDsのほうがアセトアミノフェンよりも解熱や鎮痛効果は高いので良いのではないかと思います。 厚労省もNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのグループ名)の使用を承認しています。また、コロナが流行り始めた初期にWHOからイブプロフェンを飲むとコロナが悪化するので飲むのを控えるようにと発表がありましたが根拠とする理由が曖昧だったり、症例数がとても少なかったこともありそのあと発表を撤回して研究中と文言を変更しています。 なので腎機能が悪い、喘息がある、今までに薬でアレルギーが出た、妊娠中、消化性潰瘍になったことがあるといった方でない限りロキソプロフェンやイブプロフェンといったアセトアミノフェンではない解熱鎮痛剤でも問題ないのではないかと個人的には思います
 

娘がRSになった

 今朝、いつものように寝ている1歳10か月の娘の脇に体温計を差し込んで体温を測っていたら39℃。

 

相方と相談し、私が仕事を休み娘を病院へ。

 

相方より保育園の地域(というより日本全体で)でRSが流行っているからRSじゃないかどうか聞いてきてと言われ受診。

 

先生からは熱だけで咳はそこまで出てないんですね。そうなるとRSって感じじゃないけどなー。私が「保育園の先生からRS流行っているからRSじゃないかどうかだけでも聞いてきてと言われまた」と伝えたところ、39℃もあるってのも気になりますし、念のため検査やりますかと。

 

RSの検査って鼻の中に綿棒を突っ込んで検体を採取して検査するのですが

 

まぁ、めっちゃ泣くですよ、娘が。

 

そりゃ、知らないおじさんが急に鼻の穴に綿棒を突っ込まれるわけですからそりゃ怖い

 

少し待つと検査結果を伝えられました。

 

RS陽性です

 

先生からは保育園に連絡しておいてくださいと。

 

処方内容はアスベリンムコダインムコソルバン、オノン、メプチン、カロナール、アンヒバでした。

 

今日はヨーグルトに混ぜて薬飲ませたけど明日はどうかなー。

うつ病を勉強した~副作用② アクチベーション・シンドローム編~

 今日はアクチベーション・シンドロームについて書いていきます。

 

 

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【アクチベーション・シンドローム(賦活症候群)とは?】

抗うつ薬の服用開始(多くは2週間以内)や増量に伴って起こる

・不安、焦燥(イライラ、ソワソワ)、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、衝動性、アカシジア、軽躁・躁状態といった症状が出現することがあり、これらの症状の総称をアクチベーション・シンドロームと呼ぶ

・アクチベーション・シンドロームは一過性である

 

アカシジア:身体がソワソワ・ムズムズしてじっとしていられない状態

軽躁・躁状態:普段より動きすぎたり、しゃべり過ぎる、怒りっぽくなる

P.29

 

【アクチベーション・シンドロームの対応】

・初めて抗うつ薬が投与されて症状がでた患者:抗うつ薬の中止

抗うつ薬が増量されたときに症状がでた患者:前の用量に戻す

・必要に応じて抗不安薬の頓服、気分安定薬抗精神病薬の追加投与

P.29

 

(感想&その他)

 アクチベーション・シンドロームって私はあまりなじみのない言葉でして。

今まで精神科から薬をもらって飲んでる入院患者さんをそこそこみたことがあるのですがあっ、これアクチベーション・シンドロームかなと思った患者さんはみたことないですね。

 

私が気づいてないだけで精神科の専門薬剤師さんは患者さんをみるとピンとくるような症状なんでしょうか?


うつ病を勉強した~副作用① 離脱症状編~

 今日は抗うつ薬を飲んでる患者さんや非精神科の先生から時々きかれる離脱症状について書いていきます。

 

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抗うつ薬の投与終了・切り替え】

・SSRI、三環系抗うつ薬などの減薬・減量・中止は緩徐に行う

・漸減が原則

・減薬中に抑うつ症状が悪化した場合には減薬前の用量にいったん戻す

・WFSBPでは3カ月以上、NICEでは4週間以上かけて減薬するとされている

P.28

 

抗うつ薬離脱症状出現について】

半減期の短いセロトニン再取り込み阻害薬(SRI)に多い

パキシル(SSRI)が一番、離脱症状を起こしやすい

イフェクサーSR(SNRI)も離脱症状を起こしやすい

・中断前の服薬期間が最低でも8週間と長い

・3~8日の断薬期間でも退薬症候群が起こる

離脱症状発症までの平均日数:減量・中止してから2日後あたりで出現

P.28、29

 

抗うつ薬離脱症状

消化器症状

吐き気/嘔吐

全身症状

倦怠感、頭痛、発汗、筋肉痛などのインフルエンザ様症状

精神症状

不安、焦燥、筋緊張、神経過敏、抑うつ、イライラ感

 

睡眠障害

不眠、悪夢

運動障害

不安定歩行、口や舌の異常運動、アカシジア

その他

めまい(クラクラする)、異常知覚(ヒリヒリ感、焼けるような、電気でビリビリした感じ)

P.28

 

(感想&その他)

 誤嚥性肺炎で入院されると基本、精神科の薬含めて内服薬をすべて休薬することが当院では多いのですが精神科の薬を一気に休薬しても離脱症状が起こったとかで困ったことって正直あんまりないです。(過去に一人だけすべて休薬になった患者さんが精神科の薬を飲ませろ!飲ませないとここから飛び降りると叫んでた患者さんがいました)

 

 当院では高齢者の方が多くあまり離脱症状を起こしたり、起こしてても訴えることが困難だからかなーと勝手に思っています。

 

 


うつ病を勉強した~治療⑩うつ病と不眠症編~

  今日はうつ病患者さんの不眠と治療薬について書いていきます。

 

 

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うつ病不眠症

うつ病患者は中途覚醒早朝覚醒の症状が出ることが多い(=「ぐっすり眠れなくてつらい」と訴えることが多い)

P.32

 

抗うつ薬にBZ系抗不安薬・BZ系睡眠薬が併用される状況】

抗うつ薬+BZ系抗不安薬:不安がかなり強いうつ病患者に使用される

抗うつ薬+BZ系睡眠薬:不眠を訴えるうつ病患者に使用される

P.27

 

抗うつ薬開始期にBZ系抗不安薬睡眠薬が処方される理由】

・実際は不安や不眠の強い訴えがない場合でも治療開始時からBZ系抗不安・睡眠薬が処方されることが多い。

抗うつ薬は服用してから効果が現れ始めるまでに少なくとも2週間程度かかる

・薬の効果が実感できないのに副作用が強く出てしまうと患者が服用をやめてしまう原因になりかねない

抗うつ薬の開始期にBZ系抗不安薬を併用する→不安や不眠を急速に改善=抗うつ薬の効果が現れるまでの期間を乗り切りやすくなる

抗うつ薬を単剤で投与するよりBZ系抗不安薬を併用した方が脱落率が低くなる

・8週目頃になると抗うつ薬の単独投与とBZ系抗不安薬併用投与の差はなくなる

(=BZ系抗不安薬には過鎮静や認知障害、大量服用による死亡リスクもあるため漫然投与は好ましくない)

P.27 

うつ病を勉強した~治療⑨抗うつ薬の増強療法・甲状腺ホルモン薬編~

  今日は抗うつ薬の増強療法の併用薬の1つ、甲状腺ホルモンについて書いていきます。

 

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甲状腺ホルモンを併用する増強療法】

・三環系抗うつ薬チロナミン甲状腺ホルモンT3製剤)、三環系抗うつ薬+チラーヂン(甲状腺ホルモンT4製剤)

・日本では適応外の使用。実臨床ではこの併用療法はあまり見ない。

P.26

 

(感想&その他)

 精神科でチラーヂンなんて処方されないだろうと思っていたのですが最近、入院患者さんの持参薬にありました。

その患者さんは某有名大学病院の精神科に通っていた患者さんで今回、当院には心不全、肺炎で入院されました。

診療情報提供書によると精神科の疾患としてはアルツハイマー認知症うつ病だけで甲状腺系の疾患の記載はなかったです。

精神科で処方された薬です↓

チラーヂンS25μg 1錠/1×M

アリセプト5mg 1錠/1×M

ルボックス75mg 1錠/1×A

セロクエル細粒 20mg/1×vds

デパケン細粒 250mg/1×vds

リスパダール0.5mg 1錠/1×A

 

チラーヂンと併用されているのが三環系抗うつ薬ではないSSRIのルボックスですが多分、抗うつ薬の増強療法としてチラーヂンが併用されているんだろうなーとこの本を読んで感じました。(セロクエルリスパダールも増強療法?もしくは認知症の不安?や不穏に対しての処方なのかなと考えました)