尿路感染症の続きを書いていきます。
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【尿路感染症を疑ったら血液培養を】
・尿路感染症は除外診断のため(=血液培養と尿培養が違う結果が出た時、尿路感染以外を疑う判断材料になる。)
→血液培養の菌名から診断・治療の軌道修正が迅速に可能。
・尿路感染症は菌血症の頻度が高いため
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【培養結果で感受性ない菌が出た場合】
培養結果で感受性のない菌が出ても臨床的に改善している場合は出た菌を無視しても良い。
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【尿培養から生えた菌で無視してよい菌】
黄色ブドウ球菌、カンジダは起因菌であることはかなりマレなため無視しても良い。
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【無症候性カンジダ尿症とは?】
・尿培養からカンジダが生える(特に尿道カテーテル挿入中の患者では多い)が熱などの症状が何もないような状態。
・ほとんどの場合、治療不要
・尿道カテーテルが挿入されている場合、抜去するだけで40%はカンジダが消失。
・尿道カテーテルが挿入されている場合、交換するだけでも20%カンジダが消失。
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【ただし、治療が必要なカンジダ尿症もある】
・尿路感染症の症状がある
・腎移植を受けた患者
・好中球減少時
・泌尿器系の手術や処置が予定されている患者
・低体重出生時
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【カンジダ尿症の治療薬】
尿路への移行性の良いFLCZ(ジフルカン)、AMPH-B(ファンギゾン、アムビゾーム)を選択。
(※MCFG(ファンガード)は尿路への移行性が悪いため避ける)
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今日は入籍記念日だったので夜は普段口にできないお寿司を食べました(銀のさらですけどね(笑))